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眠れるアロマ専門店として、2021年10月に誕生した「kukka(クッカ)」。“不眠”に悩む人のための、エッセンシャルオイルを販売しているブランドです。
デザインを手がけたのは、企画立案からコンセプト設計、商品開発といったブランディングデザイン全般を手がける株式会社ライツデザイン。クリエイティブディレクターの玉村浩一さんと、アートディレクター、デザイナーの中市哲さんからコメントをいただきました。
■背景・コンセプト
kukkaは、日本人の5人に1人が抱えているとされ、いまや国民症とも言われる不眠を解決するために誕生しました。寝る前に枕などの寝具に吹き付ければ、香りが心と体をリラックスさせ、心地よい眠りに導いてくれます。
寝つきの悪さや睡眠不足だけでなく、目覚めた際のだるさや日中の眠気といった症状も含む不眠症。こうした症状を中医学に基づき、5タイプに分類。それぞれに合った香りを薬剤師・国際中医師の資格を持つ中医アロマテラピストがブレンドすることで、香りが良いだけでなく、悩みに寄り添うような、よりパーソナライズされた製品になっています。
ブランド名の「kukka」は、「花」を意味するフィンランド語です。不眠に悩む私たちの一方で、よく眠る国はどこだろうかという問いから、世界で最も平均睡眠時間が長いフィンランドに辿り着き、フィンランド語が採用されました。そして、エッセンシャルオイルに花を使用していること、また使用後の空のボトルは一輪挿しとして機能することから、「花」を意味する名前が付けられています。
■特徴
人にやさしく、地球にもやさしく。人の悩みにやさしく寄り添うkukkaは、地球環境にもやさしいブランドでありたいと考え、スプレーヘッドを除いたすべてを再生可能な原料で製造しています。たとえばオイルの入ったボトルは再生可能ガラスを使用し、製品ラベルを貼っていません。パッケージ箱や紙袋にはFSC認証紙を使用しています。そして最大の特徴は、二次利用ができること。エッセンシャルオイルを使い切った後のボトルのあり方も考え、一輪挿しとして使えるよう、瓶をオリジナルで設計しています。部屋のインテリアに違和感なく馴染むようなデザインを目指しました。
原料を選び、過剰な装飾を排す一方で、パッケージ箱には細かな仕掛けが。箱にあしらわれたボトルのシルエット、花、文字はそれぞれ異なる加工を施しています。まずボトルのシルエットは箱に白抜きで印刷。その上に重なる茎と文字は箔押しです。そして花は活版印刷・箔押しのラベルを5パターン用意し、香りに合わせて貼り分けています。加工を使い分け重ねることで、見た時の立体感触や触った時の手触り感を大切にしています。
■グラフィックデザイナー/アートディレクター・中市哲さんのコメント
「kukka」という名前に決まり、一輪挿しとして使えるガラス瓶にしようと決まっていく中で、箱のデザインは、部屋の中に置かれた一輪挿しから香りが静かに柔らかく広がり、その香りのおかげでぐっすり眠れるような見た目にしたいと考えました。そこで、パッケージ箱にはあえて商品を使用した後の姿を展開しています。
花瓶部分は白抜きで印刷、茎の部分は箔押し、花の部分はラベルと分け、実際に箱の中に一輪挿しが存在するかのような立体感が出るようにしています。花の部分をラベルにしたことで箱は共通で使用ができるようになり、異なるラベルを貼り分け、5種類を展開しています。
不眠症のタイプで選べるのはもちろん、キャッチーで特定の花を想像させないデザインにし、パッと見の印象で選べるようにしたことで、コレクションしたくなるようなかわいらしさを持たせることができたのではないかと思っています。
ブランド:kukka(クッカ)
眠れるアロマ専門店として、2021年10月に誕生。日本人の5人に1人が抱えているとされる不眠の悩みを解決するためエッセンシャルオイルを販売。不眠の原因はひとつでなく、複合的なものと捉え、アロマ以外の製品も今後展開予定。
カラー(バリエーション) | 5種(#1FIRE、#2METAL、#3WOOD、#4EARTH、#5WATER) |
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素材 | 再生ガラス(スプレーヘッドを除く) |
内容 | 25ml |
価格(税込) | 4,980円 |