東京の印刷博物館にて、「明治のメディア王 小川一眞と写真製版」が2023年11月18日から2024年2月12日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

写真が社会に広まっていった明治期に活躍した写真師、小川一眞（1860～1929年）は、写真製版によってたくさんの印刷物を製作、出版しました。写真製版とは、写真技術を応用して、ネガとポジの原理を基に印刷の版をつくる方法です。日本では明治時代から始まり、印刷会社の製版現場で用いられ続けました。テレビもラジオもなかった明治時代のメディアといえば、新聞、雑誌、書籍などが中心であり、とりわけ写真が入った印刷物は大きな役割を果たしました。

本展覧会では、小川一眞が導入した2つの写真製版技術、コロタイプ印刷と網目版印刷で製作した印刷物を中心に、約100点の資料を紹介します。

【関連イベント】
●展示解説
日時：11月18日（土）、11月23日（木・祝）　（1）11:00～12:00（2）16:00～17:00
会場：印刷博物館
参加費：無料（ただし企画展入場料が必要）
定員：各回20名
※先着順、事前申込制（定員に達し次第申込終了）

●講演会
会場：印刷博物館 研修室
参加費：無料（ただし企画展入場料が必要）
定員：80名
※先着順、事前申込制（定員に達し次第申込終了）

「帝国の写真師　小川一眞」
講師：岡塚章子（東京都江戸東京博物館都市歴史研究室長）
日時：12月2日（土）　14:00～15:30

「小川一眞と旧忍藩士たち」
講師：鈴木紀三雄（行田市郷土博物館長）
日時：12月23日（土）　14:00～15:30

●ワークショップ
「コロタイプ印刷体験会」
日時：2024年1月20日（土）　11:00～17:00（受付終了16:30）
所要時間：約10分（1人1回）
会場：印刷博物館 研修室
参加費：無料（ただし企画展入場料が必要）
※予約不要