「TOKYO MIDTOWN AWARD 2024」グランプリを発表、受賞作品を11月10日まで展示
(右)アートコンペ グランプリ作品「一周まわる」
東京ミッドタウンが主催する、デザインとアートのコンペティション「TOKYO MIDTOWN AWARD 2024」の受賞・入選作品が10月10日に発表された。
同コンペは、才能ある若手デザイナーやアーティストとの出会い、応援、コラボレーションを目指すもので、デザインコンペ・アートコンペの2部門を設け、幅広く作品を募集している。17回目となる今回は、総計1,767点(デザインコンペ1,410点/アートコンペ357点)の応募の中から14作品が選ばれた。グランプリは以下のとおり。
【デザインコンペ:グランプリ】
テーマ:とき(時)
作品名:トイ文具
受賞者:福田雄介
【アートコンペ:グランプリ】
テーマ:応募者が自由に設定
作品名:一周まわる
受賞者:さとうくみ子
デザインコンペのグランプリに選ばれたのは、福田雄介による、人の成長に合わせて役割を変化させることができるプロダクト「トイ文具」。乳幼児期には赤ちゃん用の「玩具」として、就学期以降からは学業等で必要となる「文具」として活用できるものだ。思い出の玩具を長く大切に使い続けたくなるようなアプローチを提案した。
アートコンペのグランプリには、さとうくみ子による「一周まわる」が選ばれた。作者が一つ車輪の立体作品「相棒」とそのケースを背負い歩き回るという、インスタレーション要素も備えた作品。
グランプリを含め、両部門で受賞・入選した14点は11月10日まで、東京ミッドタウンのプラザB1 メトロアベニューにて展示される。会場では、毎年デザイナーやアーティストによって異なるデザインでつくられるトロフィーも展示。今回はデザインコンペの審査員である、篠原ともえがデザインしたトロフィーが飾られている。なお、会期中は、来街者やオンラインでの一般投票で人気作品を選出する「オーディエンス賞」も実施される。
TOKYO MIDTOWN AWARD 公式サイト
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/