石上純也 Junya Ishigami
建築家東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了後、妹島和世建築設計事務所を経て2004年石上純也建築設計事務所を設立。
主な作品に、神奈川工科大学KAIT工房・KAIT広場、Vijversburgビジターセンター(オランダ)、ボタニカルガーデンアートビオトープ/水庭、2019年サーペンタインギャラリーパビリオン。
2018年パリ カルティエ現代美術財団でFreeing Architecture 自由な建築展。2009年日本建築学会賞(作品)、2010年ヴェネチア・ビエンナー レ第12回国際建築展金獅子賞、2010年毎日デザイン賞、2019年Obel Awardなど受賞多数。
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パンデミックによる社会の状況の変化を通して、いままでふつうだと感じていた日常の価値について改めて認識するようになりました。また、現代生活が過剰な行為の上に成り立つ脆い環境だったことも改めて実感しました。いまみる未来とパンデミック以前にみていた未来とは異なると感じる人たちも多いのではないでしょうか。そういう中で、これからのwell-beingを考えるということは、むしろ、今までもこれからも変わらないであろう価値観について想うことかもしれません。日に日に増していく世の中の変化に対して、また、今の状況のような突然の世界の変化に対して、そのなかでもずっと変わらない価値観をみつけること。もしかしたら、今まで考えていた進化や進歩とは全く別の価値観になるかもしれません。進化や進歩こそが未来だと感じていたことが、むしろ、過去の価値観となるような新しい考え方が求められているのかもしれません。難しいテーマですが、考える意味のあることです。
伊藤直樹 Naoki Ito
クリエイティブディレクター/アーティスト/起業家2011年、未来の体験を創造し社会にインストールするクリエイティブ集団「PARTY」を設立。現在、クリエイティブディレクター兼CEOを務める。WIRED日本版クリエイティブディレクター。京都芸術大学情報デザイン学科教授。The Chain MuseumやStadium Experimentなどの事業もおこなう。アート作品に日本科学未来館の常設展示「GANGU」、森美術館「未来と芸術展:2025年大阪•関西万博誘致計画案」など。受賞歴はグッドデザイン賞金賞、メディア芸術祭優秀賞など国内外で300を超える。関連サイト PARTYhttps://prty.jp/
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自分が考えたアイデアをみずからプレゼンできる。そして、そのアイデアをあわよくば実現できる。さらに、それがミッドタウンで展示され、多くの人に知ってもらえる。さらにさらに、賞金ももらえて、ミラノサローネにも連れて行ってもらえる。審査員ですけど、応募していいんでしたっけ?って思うほど、個人的にはとても魅力的なデザインアワードです。アイデアをカタチにしたいと強く思っている人に、ぜひ応募してほしいと思います!
えぐちりか Rika Eguchi
アーティスト/アートディレクター北海道帯広生まれ。多摩美術大学大学院工芸科ガラス専攻卒業。電通にてアートディレクターとして働く傍ら、アーティストとして国内外で作品を発表。著書絵本「パンのおうさま」シリーズが小学館より発売。 広告、アート、プロダクトなどの分野で活動中。主な仕事に、SoftBank 「5G Project」「iPhone 12 PRO」、ARASHI EXHIBITION “JOURNEY”、ORBIS DEFENCERA、PEACH JOHN、CHARA、木村カエラ等のアートワークなど。イギリスD&AD金賞、スパイクスアジア金賞銀賞、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、インターナショナルアンディーアワード銀賞、JAGDA賞、JAGDA新人賞、ACC賞シルバー、ひとつぼ展グランプリ、岡本太郎現代芸術大賞優秀賞、街の本屋が選んだ絵本大賞3位、LIBRO絵本大賞4位、他受賞多数。青山学院大学総合文化政策学部えぐちりかラボ非常勤教員関連サイト RIKA EGUCHI https://eguchirika.com/
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今回のテーマとても好きです。
自分にとっての「幸せ(well-being)」について様々な角度から考察できる時間は豊かです。
私はいつからかそれを考える時間が好きになり、時々ノートに書き出しては生き方を見直してきました。
まずはあなた自身の「WELLBEING」から掘り下げて考えてみてください。
人と違って当たり前。今までの常識から外れていい。あなただから生まれた「THE NEXT WELLBEING」に出会えることをとても楽しみにしています。
川村元気 Genki Kawamura
映画プロデューサー/小説家1979年生まれ。 『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は。』『怒り』『天気の子』などの映画を製作。2012年、初小説『世界から猫が消えたなら』を発表。同作は世界21カ国で出版され、累計200万部を突破し、ハリウッドでの映画化も決定した。2018年、佐藤雅彦らと製作した初監督作品『どちらを』 がカンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に選出された。他著に小説『億男』『四月になれば彼女は』『百花』、対話集『仕事。』『理系に学ぶ。』『ブレスト』など。
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生き方が、大きく変わりました。
生物の歴史を見れば、危機に瀕した時にブレイクスルーがあることがわかります。
逆境を体験した人類が「次の生き方」を発明する絶好の機会がおとずれているとも思うのです。
「次の生き方」を提案してくれるようなデザインとの出会いを楽しみにしています。
中村勇吾 Yugo Nakamura
インターフェースデザイナーウェブデザイナー/インターフェースデザイナー/映像ディレクター。1970年奈良県生まれ。東京大学大学院工学部卒業。多摩美術大学教授。1998年よりウェブデザイン、インターフェースデザインの分野に携わる。2004年にデザインスタジオ『tha ltd.』を設立。以後、数多くのウェブサイトや映像のアートディレクション/デザイン/プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。
主な仕事に、ユニクロの一連のウェブディレクション、KDDIスマートフォン端末『INFOBAR』のUIデザイン、NHK教育番組『デザインあ』のディレクションなど。
主な受賞に、カンヌ国際広告賞グランプリ、東京インタラクティブ・アド・アワードグランプリ、TDC賞グランプリ、毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など。関連サイト THA LTD. https://tha.jp/
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あのおもちゃが欲しい、あの自転車が欲しい、あいつらと一緒に遊びたい、あの子とお付き合いしたい、あの人に認められたい、自分の家が欲しい、森の中で暮らしたりなんかもしたい…自らの幸福を思い描き、希求する心は、その幸福が得られた瞬間には、もう忘却への彼方へと遠ざかりはじめています。私達がこうも何かしらの幸福をとっかえひっかえ追い求め続けてしまうのはどうしてなんでしょう。なんとかしてくれませんか。