心象工芸展
石川の国立工芸館にて、「心象工芸展」が2024年9月6日から12月1日まで開催されます。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
絵画や彫刻作品は、描かれているモチーフや色合い、その制作された背景、または制作した画家や彫刻家の歴史を知ることでより深い感動や共感を覚え、楽しめるにもかかわらず、工芸作品は見どころや見方がわからないという声を耳にすることがあります。確かに工芸は素材に対する深い理解とそれに伴う技術で表現されているので「何が表現されているのか」といったことよりも「どのようにこの作品が制作されているのか」といった点に注目が集まりがちかもしれません。しかし実際には多くの工芸家が自身の心象や社会とのかかわりといったモチーフにも重点を置いて制作しています。
本展では、現代の表現を提示する6名の作家の作品を展示します。刺繍の沖潤子は生命の痕跡を刻み込む作業として布に針目を重ねた作品を、ガラスの佐々木類は土地と自然の記憶を留める作品を、金工の髙橋賢悟は現代における「死生観」と「再生」をテーマにした作品を制作しています。また金工の人間国宝である中川衛は伝統工芸の世界で各国の風景を抽象模様化した作品を、漆芸の中田真裕は心奪われた一瞬の光景を共有するための作品を、陶芸の松永圭太は自身の原風景と時間を留める地層を重ねモチーフにして作品を制作しています。
この機会に、工芸家それぞれの技術だけでなく今を生きる作家としての彼らの心の表現をご覧ください。
【関連イベント】
●トークショー「私小説を表現すること」
日時:9月7日(土) 13:30~15:00
会場:国立工芸館 多目的室
登壇者:沖潤子(美術作家)、髙橋賢悟(鋳金作家)
ファシリテーター:岩井美恵子(国立工芸館工芸課長、本展企画者)
定員:45名(先着順)
参加費:無料(要観覧券)
※要申込み
●実演+トークショー「記憶や思い出の中の風景を可視化すること」
日時:9月21日(土) 13:30~15:00
会場:国立工芸館 多目的室
講師:中川衛(重要無形文化財「彫金」保持者)
定員:45名(先着順)
参加費:無料
※要申込み
●実演+トークショー「景色を作品にこめる」
日時:9月28日(土) 13:30~15:00
会場:国立工芸館 多目的室
講師:中田真裕(漆芸作家)
司会:岩井美恵子(国立工芸館工芸課長、本展企画者)
定員:45名(先着順)
参加費:無料(要観覧券)
※要申込み
●トークショー「土地との関わり」
日時:10月5日(土) 13:30~15:00
会場:国立工芸館 多目的室
登壇者:佐々木類(ガラス作家、アーティスト)、松永圭太(陶芸作家)
ファシリテーター:岩井美恵子(国立工芸館工芸課長、本展企画者)
定員:45名(先着順)
参加費:無料(要観覧券)
※要申込み
開催期間 | 2024/09/06(金)~2024/12/01(日) |
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時間 | 9:30~17:30(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、9/17、9/24、10/15、11/5 |
入場料 | 一般1,000円/大学生800円/高校生500円/中学生以下、MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバーパートナーは本人のみ)、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料 |
参加アーティスト | 沖潤子、佐々木類、松永圭太、中川衛、中田真裕、髙橋賢悟 |
会場 |
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お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | https://www.momat.go.jp/craft-museum/ |
詳細URL | https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/559 |