倉俣史朗|Shiro Kuramata Gallery
photo:山下亮一
東京のdesignshop azabuにて、「倉俣史朗|Shiro Kuramata Gallery」が2024年4月8日まで開催しています。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
倉俣の家具には、「重力からの解放」と呼ばれる軽やかさや儚さと「独創的な素材使い」に大きな特徴がある。代表作のひとつである「ガラスの椅子」(1976年)は、新開発のボンドを使って厚い板ガラスを接着しただけのもの。人が座れば割れてしまいそうだが、実は大人が座ることも可能。見る者の心に働きかける力を持った、アートに近い非常に美しい一脚である。倉俣にとって、「美しさは機能」のひとつなのだ。
「How High the Moon」(1986年)は、工業用の素材であるエキスパンド・メタルを溶接してつなぎ合わせたもの。フォルムは誰もが思い描く伝統的なソファーだが、これまで家具に使われることのなかった素材を用いているのが倉俣流。
透明なアクリルの中に造花のバラが浮かんだ「Miss Blanche」(1988年)は、鑑賞のための椅子と言って言い過ぎではないだろう。重力からの解放、独特の素材使いといった倉俣の特徴を備えており、「How High the Moon」とならんで倉俣の代表作のひとつとなっている。
倉俣のデザインを実現させるには高度な職人技術が必要だが、職人の手の跡を見せないように仕上げられているため大量生産は難しい。唯一の例外が「オバQ」の愛称で呼ばれている「K-series」(1972年)。この照明ですら、手作業による造形が不可欠である。復刻された「SAMBA-M」(1988年)のようなオブジェは、小さなサイズゆえ独自の世界を実現でき、隠れた名品が多い。
開催期間 | 2024/03/09(土)~2024/04/08(月) |
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時間 | 11:00~19:00(土曜・最終日は17:00まで) |
休館日 | 日曜日、祝日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 倉俣史朗 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-5791-9790 |
会場URL | https://www.designshop-jp.com/ |
詳細URL | https://www.designshop-jp.com/shopbrand/ct1266 |